画面外への意識

スポンサーリンク

絵は写っているものだけではない

どうも、鈴です。

本日は良く見かける作画ミスを紹介したいと思っています。

1枚絵だけならそんなにないと思いますが、動きのあるアニメになると、普段意識しないところでミスがあります。

そこをもう少し意識してあげると防げるミスなので、是非覚えて言っていただければと思います。

関節の位置

アニメで良く動く部分は関節があること多いです。

肩、肘、首、膝、股間などなどあります。

フレーミングによって肘などが画面に映らないことが多々あると思います。こういうところで起こるミスがあります。

例えば手を振って挨拶するこんな一コマ。

一見問題無さそうに見えますが、上腕と前腕を伸ばしてみると…

腕がめちゃくちゃ長くなります(水色)。

止めの1枚なら特に問題はないかもしれませんが、いざ動かしてみると変になると思います。

画面外の肘の位置を意識できていれば、赤色のように描けていました。

逆に短くなったり、体などにめり込んでいたり。

こういう細かいところまでが出来るかで絵描きとしてのレベルが変わってくると思います。

足が滑る

次も良く見かけます。

良くある歩きの原画に見えますが、足元まで描いてみると…

実は足が合っていなく、歩きが滑っているように見えます。

このくらいならまだ許容できると思いますが、たまに通常の歩幅の半分くらいしかないのを見かけます。
フィルムになった時、歩くスピードが異様に遅く感じると思います。
こういうノイズがあると一気に映像に集中出来なくなってしまいます。

走りも同じです。画面外の足元を意識できていないと、走っているのに歩きと同じくらいの速度しか出ていないような変な映像になります。

ターンテーブル

これは以前こちらの記事の「足の運び」のところでも触れていましたが

動く時、軸になる部分を意識しないと、所謂ターンテーブル振り向きとかになってしまいます。

このような振り向きを原画2枚で描かれて来ることが良くあります。しかし足元をみてみると…

足が滑っている。もしくは回転する台の上に立っていて、それが回っただけのような動きになります。

普通なら足は何度か上がって、移動してからじゃないとこのように振り向けません。

2枚原画でやるなら
・上半身を捻る
・片方の足を開くようにする

どのくらいリアルティを求めるかによって違うと思いますが頭が同じ位置に止まる振り向きはあまりできないかと思います。

まとめ

見えている部分に集中するあまり、見えていないところが破綻してしまうことは良くあります。

特にアニメは絵が動くので、バレてしまうことが多いです。

画角的に関節や地面が見えないことがあると思いますが、最初は小さく全身を描いて、どう見えるかを確認してから作業に取り掛かることを推奨します。

デッサンと同じで、ずっと紙の近くで書くのではなく、時々離れて全体を見ないといけないです。

絵が上手いアニメーターでもこういうミスがあるので、是非これからは画面外のことも意識してミスを減らして行きましょう!