色んな場面のアイレベルの決め方
どうも、鈴です。
以前レイアウトの逆算について解説しましたが、キャラか被写体が2つある場合の説明がメインでした。
今回は被写体が1つの時、どういう感じでアイレベルを割り出すかについて解説します。
基準となるものを仮置き
やり方は基本的に被写体2つの時に似ています。
違うのは2つ目の被写体は構図に含めないことです。

①手前のキャラがメインの被写体です。まずは大きさと配置を決めます
②背景を決める前はカメラの高さ、つまりアイレベルを決めます。今回はキャラと同じ目線の高さにしますので、目を通る線を引きます
③空間の広さをどのくらいにするか、基準となる同じサイズのキャラのアタリを仮置きします
④仮置きのキャラを基に、その周りの背景を描いて行く
※使用するレンズ次第では仮置きのキャラのサイズも変わるので、色々試してみると良いでしょう
どういう画面にしたいかをはっきりしてさせる事が大事なので、たくさんの作品を見て、色んな構図に触れることをお勧めします
おまけ
ここまでは基本的に同じサイズのキャラを基準にして来ましたが、身長が違う場合はどうしたら良いでしょうか?

手順は同じです
①被写体を置きます
②身長の違うキャラのすぐ横に基準となるキャラを仮置き
③基準となるキャラが2体いるので、アイレベルはこれで割り出す
※アイレベルにある高さの部分は同じ平地上にいれば、基本的にどこに居ても同じラインにあります
キャラを移動させても同じ方法で割り出せます

奥のキャラを少し下げた後、水平に同じ部分が並んでいるところを探して、横線を引けばそこがアイレベルになります。
カメラを上げ下げするだけで見え方が変わるのがわかります。背景もそれに合わせて見え方が変わります。

変わるのは見え方であって、ものとものの距離やサイズは変わらないのです、ご注意を
俯瞰
続いて、アイレベルが画面の外になることが多い俯瞰について見ていきましょう。

歩いている人を上から見下ろすような絵です。全身が見えるので頭より上にカメラがあることになります。
このままではレイアウトの枠に収まらない。
この場合のやり方を2つ紹介します。
一つ目は接地する面を設定する

①足元の接地しているスペースを先に指定
②そのスペースを基にパース線を引いていく
このやり方ではそれなりの経験が必要なのですが、割とシンプルです。

パース線を引くのが苦手なら、写真やスクショなどを使って、パース線を引いてみるのも良い練習です
2つ目は小さく描くです

取っ掛かりがなくて、困っている時はこういう小さく描いてみる手法もお勧めです。小さいので、ディティールは気にしなくて良いです。
小さく描く場合、アイレベルは先に決めても良いです。上記の画像はパース線を先に引いてアイレベルを割り出しました。どちらでも問題はないです。
物の配置などがある程度決まれば、あとは大きく描くだけです。

デジタルの場合そのまま拡大して下書きにするのが楽です!
細かい位置調整も簡単なので、是非やってみてください
アイレベルの先出しの場合
逆算をお勧めしていますが、時にはアイレベルを先に決めるのも必要です。
例えばこんな絵があります

特に問題があるわけではありませんが、アニメはテーブルなどの上面を描くことを避けることが多いです。
パースや接地面の描き方がめんどくさかったりするからです
それを回避するためにアニメではちょいアオリを使うことが多いです

アイレベルをテーブルの上面より下に下げたことで、テーブルをBOOKにしてしまえば接地面のパースなどは気にしなくても良いようになります。
でも、これは別の問題が発生してしまいました

テーブルが占めていた部分がちょっとスカスカになってしまいましたので、調整としてフレームを寄ったりします。

これはこれでテーブルがカウンターに見えなくもないので、もう少し引いた方が良かったりします。
そこは全体通してどうした方がいいか検討しないといけませんね
まとめ
キャラ(被写体)は一つでも複数でも、なくてもアイレベルは基準となるものを仮置きすれば割り出せます。
どういう画が欲しいかによって色んなやり方があるので、選択肢を増やすことでどんな場面でも対応できるようになりたいです。
アイレベルによる見え方の違いを意識して描けばより狙った絵になるでしょう。
本日はここまで読んでいただきありがとうございました!


