カメラワークの書き方について

どうも、鈴です。

本日は一番よく使われるであろうPANの書き方について解説しようと思います。

PANとは言いましたが、実は書き方は他のカメラワークとはほとんど同じです。

T.U./T.B.、回転、付けPANなども基本的に同じタイプで、カメラのフレームが変わります。
大きくなったり、小さくなったり、上下左右に動いたり、回ったり。

一番シンプルですが、基礎的なので、今回はPANで説明したいと思います。

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人に伝えるための指示であることを意識

まず、カメラワークはいろんなシチュエーションで使いますが、そのカメラワークについて、LOではフレームを描いて、タイムシートではそのタイミングを書きます。

LOを描く原画マンはそれらの指示を書きますが、最終的に出来上がった素材、動画と背景、を合成して行くのが撮影の方です。

そのため、カメラワークとタイムシートの書き方は演出さん、作監さん、美術さん、撮影さんに分かりやすいように書かないといけません。
特に時間がない撮影さんは分かりにくい指示が来ると○意が湧くと思います(笑)

X (旧Twitter)でアンケートを取った結果

下記のようなアンケートをお願いしてみました。

アンケートでは3種類の書き方をもっと良く使う書き方を選ぶようにしました。

もちろんケースバイケースが多いと思いますので、あくまでも参考程度のものと割り切って聞いてみました。

また、作画さん、演出さんと撮影さんの3ポジションに分けて聞きました。その結果は下記の画像でご確認ください。

結果はほぼほぼ予想通りで、それぞれの書き方で差があまりなかったです。

本命は撮影さんの結果でしたが、それもそんなに差は無かったかなと思います。

が、個人的に勧めたいBが一番少ないのがちょっとだけショックでした(笑)

書き方の使い分け

上にも書いたように、基本的にケースバイケースの使い分けていると思いますので、どのシチュエーションでどの書き方をすれば良いかについて考えてみましょう。

※基本的にPANを書いていますが、T.U./T.B.や回転などにも使えます

パターンA
これは一番シンプルなやつです。スタートからラストまでを一定の速度の場合です。
途中でカーブが変化していても(C→D)、ずっと等速で動くなら、この書き方が一番分かりやすいです。

機械的に割り出されるので、コマごとにフレームを指定する必要は無いです。

パターンB(おすすめ)
フェアリングを入れたり、特定のポイントで特定の位置で撮って欲しい時に使います。
これはパターンAより細かく指示することが出来ます。
・フェアリングのタイミング
・フェアリングの幅
・決めフレーム
必要に応じて中間のポイントを増やしてもOKです。

良く使われるCUTの途中でカメラワークが始まるか終わる時や、Q.PANやQ.TBなどでフェアリングを入れたりするケースです。

柔軟性がありつつ、途中の細かい指示も必要ないです。
撮影はいつも時間がないセクションなので、よほどこだわりたい何かがなければ、このくらいの書き方が一番スッキリしてて、おすすめです。

パターンC
アクションなどで複雑なカメラワークを使いたい時にこのように細かく指示を入れることが多いです。
途中のポイントが多いし、ポイントとポイントの間も細かく指示されたりします。

パターンBと似ていますが、指示がされているので、撮影さんはそれに従わないといけないので、若干合わせるのに時間がかかると思います。
しかし、自動的に割り出されていないので、機械的な動きになりにくいという利点もあります。

画像の2通りの書き方は基本的に同じですが、やるなら左側の方をおすすめまします。
理由としてはスッキリしてて見やすいからです。

リテイクなどで調整して書き直す時も左側の方が楽です。

推測ですが、右の書き方はアナログの時の名残りかなと思います。
アナログ撮影台で撮影する時、細かくフレームが指定されている場合、番号がついていた方が作業の途中でも確認しやすかったでしょう。
実際にデジタルで撮影したこともないのでもしかしたら番号ついている方がやりやすいかもしれませんが…
それでもデジタルの方はまだアナログより確認しやすいかなと思います(笑)

まとめ

カメラワークとその指示は簡潔で分かりやすく書かないといけません。

上記の3種類の書き方を覚えれば、ケースバイケースで使い分けたらいいと思います。

個人的にパターンBを覚えれば、他の書き方にも応用出来ますので、是非使ってみてください。

今回もここまで読んでいただきありがとうございました!