どうも、鈴です。
今日は周りの小物を使った芝居について考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
これは主に絵コンテや脚本向けの内容ですが、作画でもアドリブで取り入れてみても良いと思います。もちろんそれは演出さんと相談した上でやらないと行けませんが。
テレビシリーズに限ったことではないですが、劇中の内容って、半分以上は会話で構成されていると思います。
ずっと突っ立ったまま、座ったまま喋っている映像を見ていても面白くないでしょう。
では立ったままでも身振りや表情変化などで変化はつけられると思いますが、それでも限界はあります。
ではどうしたら会話シーンでも画面が持つようになると思いますか?
その一つは…
CUTの切り替えです(笑)
冗談抜きで、これだけでも変化が付いて、少しはテンポが変えられます。
例として分かりやすいのは「化物語」シリーズです。あれは会話が9割以上占めている作品だと思います。CUTを早いテンポで切り替えたり、時には無関係な画面にしたり、当時では斬新な演出でした。
でも、それはあの作品のテイストなので、他の作品で同じことをやれば同じ結果が出るかというと、おそらく違うと思います。
そこで周りにある小物を使うことで、ストーリーを展開させる一つのツールとして活躍させられます。
家具、家電
一番身近な小物といえば、家具や家電です。
イス、テーブル、電気、テレビ、コーヒーメーカーなど。
当然、普段の使い方のままでもアクセントとして利用することが出来ます。
例えば
・最初は緊張感のある会話していたが、途中で少し落ち着いて来て、一旦座ってから話を続ける
・子供が親と話をしていたが、途中で話がこじれて、子供が不貞腐れて椅子にどかっと座って拗ねる
・テレビ見ながら会話するカップル、真剣な話になってテレビを消す
・話について行けなくて、気分落ちつかせるためにコーヒーを作りに行く
・電気…何も言わずにひたすら電気をつけては消すのを繰り返して、不気味さを演出する(強引w)
ただただ2人を交互に映して会話を聞かせるより、さらに心情を強調、描写することが出来ます。特に感情を表に出さないようなキャラなら、より有効な手段でしょう。
では通常以外の使い方とはどういうのがあるのか、ちょっとだけ例を出してみましょう
・イスの背もたれに向いて逆に座る
・テレビ付けて画面に向いているのに、想いに老けてテレビを見ていない
・イライラしてテーブルを指でトントンする
・ライト、、、コーヒーメーカー、、、

もちろん武器として投げるのも良いでしょう!
冗談はさておき、周りのものを使うことでいつもの単調な日常芝居でも少し違いを出すことが出来るのを分かって頂けたと思います。
小物
常にある訳ではないですが、近くにある場合は積極的に活用したいです。
例えば
・ペン、ハサミなどの筆記用具や事務品
・スマホ、音楽プレイヤー
・メガネ、帽子、腕時計など身につけるアクセサリー
・タバコ、ライター
・コップ、花瓶など食卓にあるもの
・新聞、雑誌、チラシ
などなど、私たちの周りにはたくさんの小物があります。
手にとって使うだけでなく、配置などの工夫だけでも何かとストーリーを伝えるのに役に立つ可能性があります。
例えば探偵もののダイイングメッセージとか
もちろん毎回何か使わないと行けないというわけではないです。上みたいに上手く使い方を考えられない時もあります(言い訳)
アイディアの引き出し
物はたくさんありますが、どう活かせるかを急に考えても出てこないと思います。
当たり前すぎて、普段は気にしていなかったものをいざ取り入れようとしたら多分詰まってしまいます。
理由は引き出しの少なさにあると考えられます。
いつも考えずに使えている物なので、あまり注目したら、観察したりしないものです。意識しないから意図的に使おうとすると普段通りの事しかできなくなります。
良い方法として映画、ドラマ、本、広告、YouTube、X(Twitter)、インスタ、Pinterestなどを見たりすることです。
インプットはやはり大事です。参考をするのは悪いことではないです。
デザインをそのまま使うとかはパクリと言われるかもしれませんが、物の使い方は真似です。

パクリと真似の違いは難しいですね
こちらを参考にしてみてください!
あとは普段から人の観察をするのも大事です。
人物の描写をするのに、やはり人物の観察は欠かせないのです。それを普段から意識的に行うことで潜在的に引き出しを増やすことに繋がります。
その他
上記のもの以外に、芝居に取り入れられるものの例として、リストしてみます
・家、ビルなどの建物
・ドア、窓などの建具
・車、自転車、飛行機などの乗り物
・木、花、水たまり、石ころなどの自然物
・犬、猫、小鳥、カエルなどの生き物
・雨、雷、風などの自然現象
・効果音、音楽など音関連のもの
・光、影などのライティング
実は色々あります。実体あるものはもちろん、実体のないものも上手く取り入れられると、表現の幅が大きく広がります。
ほかにどんな物が使えるか、考えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
多くの作品はキャラによる芝居が多いですが、キャラだけしか考えていないと、単調な映像になりかねません。
周りにあるものを上手く使って、アクセントとしてキャラの芝居をより立たせることが出来ます。
普段から観察することでアイディアの引き出しを増やしましょう。
当然バランスが大事なので、常に何かを使わないとダメという考えに縛られては行けません。あくまでも上手く使えそうな場合だったら積極的に検討すると良いでしょう。
今回は文字しかなかったですが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

